今日を諦めて眠る


夜になってから決まって「まだ何かできる」「やらなくては」と思ってしまう。

もう少しゲームができる。動画も見られる。本も読める。サイト編集もできる。やろうと思っていたことが残っている。そして「寝ないと」と思ってからも一時間、二時間と過ぎていく。


しかし、夜の一時間を増やしたところで、一日が一時間増えるわけではない。

睡眠を削れば、その時間は翌日返却することになる。

夜更かしして得た一時間と引き換えに、翌日の眠気や集中力の低下を受け取ることになる。


だから必要なのは、「早く寝なければ」と自分を説得することではなく、今日を諦めることなのかもしれない。

まだできる。

まだやりたい。

まだ足りない。


それでも、今日はここまで。


毎日すべてをやり切ってから眠ることなんてできない。

一日には必ず何かが残る。

ならば夜は、眠る時間というより今日を諦める時間なのかもしれない。


では、どうやって今日を諦めるか。


●夜の自分を信用しない。

「あと30分だけ」は三時間になるし、疲れた頭で何かを続けても思ったほど進まない。

今やったほうが得なのではなく、明日の元気な自分に任せたほうが得だ。

睡眠で記憶の整理をして、明日はもっと効率的にやろう。

そうだ、朝活をしよう。


●今日できたことを一つ思い出す。

できなかったことを数え始めれば、一日はいつまで経っても終わらない。

「今日はこれをやった」と一つ確認して、今日は合格だ。


●残っていることを明日に予約する。

残っていることをメモすることも、今日の大切な仕事だ。

予約したからもう大丈夫。安心して眠ろう。


●眠る前の儀式をひとつ作る。

「今日はこれさえやったら完璧」と、一つだけ決めて眠る前の儀式とする。

ゲームの日課をひとつだけ終わらせる。サイトの日記を書く。本を数ページ読む。何でもいい。

大切なのは、それを達成したら追加で何かを求めないことだ。

儀式をしたからもう大丈夫。安心して今日を諦めよう。


●一日を完成させようとしない。

やりたいことが全部終わる日は、おそらく来ない。今日残したものを明日やれば、明日はまた別の何かが残る。一日ですべてが終わるなんて、そんなの人生ではない。


だから、今日はここまで。

もう大丈夫。安心して今日を諦めよう。

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